ぶらっと写真散歩、ポエム読むこと書くこと、遠い空を眺めること、そしてときめき・・大好きなわたし


by makochi09
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ともだち

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夏休みに毎日短い本でもいいから子供に一冊本を読ませようとこの間図書館で
10冊ほど借りてきました。その中の一冊がこの本。
谷川俊太郎さんの詩や文章が私は大好きなので借りてみました。
この本を読んでると”ともだち”っていてくれるだけであったかいなぁ・・
そんな気持ちになってきます。
この本にふと目がとまったのは・・息子くんのことが気になったから
夏休みだというのに・・一日中ゲームばかりしている
アッキーには電話を自分からかけなくてもたくさんの友達がいて・・
毎日マンションに訪ねてくる・・
そんなアッキーをお兄ちゃんはいつも羨ましそうに眺めてる。
お兄ちゃんだって学校へいけばクラスに話せる友達がいないわけじゃないけど
休みの日に一緒に遊びたいと自分から言える
自分の心を開けるそんな友達がひとりもいないのかもしれない
だからどんなに退屈してても自分からクラスの子に電話をかけることは
決してしない。
(マンションで仲のいい年上の中学生のお兄ちゃんちには電話できるのに)

”さみしくないの?つまらなくないの?一日中家にいて・・”

とそう聞いても・・

”べつに・・”

と答える・・親が思ってるほど本人は一人でいても究極に淋しいという
危機感がないみたいなんだ。
それがなんだか自分の姿を見てるようでひどく切なくなった・・。

私も仕事のお休みの日は、だれかと一緒に過ごしたいな・・って
頭で一瞬思っても電話をかける手をとめてしまう方・・。

一人が決して好きなわけじゃないんだけど・・ひとりでも
わりと楽しめるタイプだから・・人つきあいがいつまでたっても
うまくできないのかもね・・


そんな私と似ているお兄ちゃんに友達っていいものだよ。
いっしょにいると心が暖かくなるんだよ
だから傷つくことを恐れずに勇気を出して自分から声をかけて
あたたかな友達関係を作っていってほしいそんな願いをこめて借りてきました。

*************

下の詩は表紙に書いてあった谷川さんの詩です・・この詩に大変感動してしまいました。

ともだちと てをつないで
ゆうやけを みた
ふたりっきりで
うちゅうに うかんでる
そんなきがした


ともだちと けんかして
うちへ かえった
こころのなかが どろでいっぱい
そんな きがした

ともだちも おなじきもちかな


ともだち_d0006718_14374225.jpg


ともだちって 
どこにいても たぶん おもいあえるかんけい
かなしいときは いっしょにないて
うれしいときは いっしょにわらいあう

きれいな ゆうやけのひは あなたにもおしえてあげたい
おなじきもちを わけあえること
それがしあわせのひとつ

だからともだちとあるひ こころがすれちがうと
とてもかなしい
きゅうに わらえなくなる・・・・
どうしたらいいか わからなくなって
こころに おおきな みずたまりができる


ともだちって  きっとまいにちを
あかるくてらず そんなたいようなんだ・・ 

だからたいせつな ともだちを
ずっと たいせつに まもれる
わたしでいたい

**************

この本を読んでふと思ったことを詩にしてみました。
by makochi09 | 2007-07-30 13:39 | BOOK