ぶらっと写真散歩、ポエム読むこと書くこと、遠い空を眺めること、そしてときめき・・大好きなわたし


by makochi09
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雨恋(あまこい)

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”梅雨の時期にピッタリなタイトルだなぁ・・”と思い
この間、図書館で借りてきた松尾由美さんの
”雨恋”という作品を今日完読しました。
最初はただのごく一般の恋の話なのかな?
って思っていたんですが・・読み始めると意外や意外
サスペンスありオカルトありラストはファンタジーも混じっている
というありえないけどでも切なくも惹かれる恋の話でした。





あらすじをちらっと話すと
主人公・・沼野 渉30歳が付き合っていた彼女に振られ
住んでいたアパートの住人にひょんなことから言いがかりをつけられ
引越しをしたいと思っていたときに、丁度親戚の叔母から
アメリカにしばらく転勤になってしまったので3ヶ月くらいで戻るから
その間このマンションでお留守番をしていて欲しいと頼まれる。

会社からも近くなるし家賃は管理費だけを納めてくれればいい
というラッキーな条件に二つ返事でOKしたが
そこで彼を待ち受けたいたものは・・シロとトラという二匹の猫の世話と
叔母の前に3年前に同じように当時このマンションに住んでいた持ち主
”守山 薫”いうデザイナーの代わりに留守番をしててくれと頼まれて
ここに住んでいた”小田切 千波”という幽霊だった。

彼女は雨の日だけ・・渉のところに現れた。
最初は声だけしか聞こえず姿は見えなかったが・・彼女が現れる日は
決まって猫の泣き方が違っていた。
彼女は・・世間一般ではこのマンションの居間で3年前に自殺したことになっている。
でも彼女いわく・・”確かに自殺しようとしました。自殺サイトで青酸化合物シアンを
ネットで手に入れシャンパンにいれ、遺書もかいて、飲もうとしました。で
もいざ実行しようと想った時
不意に思いとどまって自殺するのやめようと思ったのにそれをやめさせられたんです。
つまり自分は誰かの手によって殺されたんです。”

と彼に告げる。でも誰に殺されたのかわからないから・・自分が納得した答えが
得られてないから普通の幽霊にもなれず、永遠にこの世を彷徨っているので
この事件の謎を解いてほしい・・と彼に頼む。彼も幽霊と同居なんて冗談じゃないと
思ったし、彼女が可愛そうにも想い
”自分の死の真実を知る権利がキミにはあるよな”と捜査に協力することにする。

不思議なことに事件の謎が少しづつわかってきて・・彼女の心が納得しはじめると・・
この表紙のように・・徐々に足から彼女の姿が彼の目にはっきり映り、
その姿に幽霊だとわかっていても・・渉は千波に徐々に心惹かれていく

彼女もまた自分のために一生懸命になってくれる渉をスキになっていくんですけど
すべての事件の真相があきらかになるとき・・彼女の姿がはっきりと自分の目に映るとき
それは二人が別れる日でもあった。

彼女が最後に現れた雨の日・・渉はもう犯人がだれだかわかっていた。

”犯人だれか・・わかったんでしょう。。?ねぇ教えて・・私の顔みたくないの?
それに首なし女がいつまでもうろうろするの迷惑なんでしょう?”

そう告げた時・・彼女の顔は確かに見たいけどでも離れがたくて言いたくない気持ち
永遠に雨がやまないで欲しいと願いながら・・。

”首なし女でもいないよりいい”

そういった彼の彼女へ想いがとても印象的だった。

とにかく彼女の過去や守山 薫との関係その背後に動く人間模様
彼女は誰かに殺されなければいけないほど本当に誰かに恨まれていたのか・・?
そこらへんの事件の謎を解く鍵を・・意外にも最後・・猫の修正がヒントになって
犯人を思いつくというのがおもしろかったです。
とにかくラストは”いま・・会いにゆきます”っぽい感じで感動的でしたよぉ

ミステリーとか好きな人にはお勧めかも・・
by makochi09 | 2006-06-21 23:48 | BOOK